石垣島で仲吉委子さんとの再会(A&Wにて) 八重山古典民謡集 希望、ピカピカの一年生 引越し先の新居(市営住宅) アメリカ孫のアニカと息子 84歳のゴルフ(妹夫婦と娘と一緒に) | 今日のコラム(NO296)では、2020年に私の身の回りに起きた悲喜こもごもの出来事を思い出して、記憶の中に留めおこうと思います。
@ 2020年の初め、久しぶりに石垣島を訪ねました。今から20数年も前の「石垣島市政50周年・とばらーま大会」でご縁をいただき、以来、年賀状等々でご縁が続いている仲吉委子さんとの再会を果たしました。その席で「石垣島に伝わる古典民謡の“鷲の鳥節”の曲で太極拳を舞ってみたい」と申し上げたところ、大賛成をしてくださり、仲吉さんは早々に、八重山古典民謡研究家として著名な當山善堂さんを紹介してくださいました。當山先生にもご賛同をいただき、當山先生からは貴重なCD付きの“精選八重山の古典民謡集(全4巻)”を頂戴しました。私はこのCD集の中の“鷲の鳥節”を、敬愛して止まない音楽家の日出克さんの感性で、幾分の編曲をして頂き、2020年初頭の数ヶ月は“鷲の鳥節の太極拳づくり”に没入しておりました。私はいつかこの“鷲の鳥節による太極拳”を世の中に出してみたいと願っております。
A 5月21日:下から二番目の孫が、今年の春には1年生になるという事で、その入学式を楽しみにしていたのですが、コロナのために入学式が延び延びになって、やっと5月21日に入学式が行われたのですが、またまたコロナのために、今度は、両親以外の出席が許されず、私達老夫婦は誠に残念無念の日を送らなければなりませんでした。記念写真だけは撮らせてもらいました。
B 6月14日:アメリカから突然の悲報がはいってきました。中学校から単身でアメリカにゴルフ留学した末息子を引き受けてくださり、中学・高校までのお世話をして下さっていた沖縄出身のSEKIKO さんが、老衰のため亡くなられたとの報せでありました。どんなに感謝しても感謝しきれない大恩人です。心の底からご冥福をお祈りせずにはいられません。
C 6月26日:この日は私の84歳の誕生日でした。本来であれば幾分は賑やかに“としびー祝”をさせてもらっても良かったのかも知れませんが、昨年暮れの首里城の消失や、上記のSEKIKO さんの事などもあって、祝い事をする気にはなれず、家内の勧めで、ずっと以前から親しくさせてもらっている“お寿司の次郎長”さんを訪ね、ささやかな誕生祝いをさせていただきましたが、充分すぎる程の幸せな84歳の誕生日でした。
D 7月2日:数年前から入居の申込みをしていた市営住宅への入居が急遽決まり、7月2日に入居いたしました。とにかく猛暑の中の引っ越しで、前後の2〜3ヶ月は老体に鞭打って、必死の日々を過ごしました。家族を中心に沢山の人達の協力をいただき本当に有り難う御座いました。3ヶ月ほど経った今でもまだその時の後遺症が続いたままになっており、荷物もまだ完全には片付いていません。どこにしまったかわからないものがまだまだあるのです。 引っ越した先は、予想していたのとは真逆の1000世帯あまりが住む沖縄最大級の団地の1室ですが、これも何かのご縁と思うほかは無く、今の私の心境は、著名なクリスチャンであられた渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」という言葉に励まされながら、人生の再出発を考えているところです。
E 10月15日:中学校時代からの親友の訃報が届きました。中学時代からの親友を亡くする事の寂しさは心身にこたえるものがあるのです。84歳といえば何があっても不思議はない年なのですが、21世紀は100歳の時代とも言われます。私は一番下の孫が成人する迄は元気でいたいと念じておりますが、孫が成人する迄には、あとまだ15〜6年は元気でいなければなりません。
F 10月25日:アメリカに住む12歳の孫(ANIKA・女の子)から、まさか、まさかの嬉しい報せが届きました。Facebookによよると、先週日曜日に、近隣に住むJuniaのゴルフ大会で優勝したというのです。息子も大喜びした事と思いますが、じじ・ばばも感激しています。まるで夢の中の出来事のような気がしているのですが、もし本当の事であれば、いつの日か、この孫たちと一緒にゴルフが出来るとすれば、もうこれに優る人生の喜びは私にはありません。夢で終わらない事を念じ続け、もう一度アメリカに旅行が出来ることを切に願い続けようと思っています。
G 10月29日:上記のアメリカ孫に刺激されたという事でもないのですが、数ヶ月ほど前から、“もう一度ゴルフのショートコースぐらいは楽しもうよ”、という妹夫婦からの提案があって、その最初のゴルフに行ってきました。家族4人(妹夫婦と娘と私)のショートコースでしたが、途中で棄権するかも知れない事を条件にスタートしてみたら、なんと18ホール全部を回る事が出来て、今日は本当に嬉しい・嬉しい日となりました。皆に助けられての感謝・感謝のゴルフの一日でした。夕方、家内から突然の提案があり、「じいちゃん、今日は無事にゴルフが出来たお祝いに乾杯をしませんか?」と言うのです。私は即座に賛成して、これから居酒屋に向け出発です。ビールを飲むのは私ではなく家内で、私はコーラで乾杯です。
2020年10月29日 午後6:00の記
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