リオ五輪の最大のテーマは¨地球環境の保全¨ リオ五輪・日本選手団の入場 男子体操団体金メダル(琉球新報より) 男子400メートルリレー・歴史的な銀メダル獲得のメンバー ブラジルを代表するサンバのリズムとあざやかな色彩に彩られた会場 閉会式の日の丸¨See You in TOKYO 2016¨ | リオ・オリンピックが終わって1週間程が経ちました。 リオと日本との時差は丁度12時間程でしたから、昼夜が真逆と言う状況が2週間あまりも続いたのです。日本中の大多数の人達は、この間、眠れぬ夜を過ごしたに違いありません。 私も全くその一人でしたが、日本選手団の大活躍(オリンピック過去最多の41個のメダル)には大いなる感銘を受けました。それぞれの競技でベストを尽くされた選手の皆さんには、心からの¨ありがとう¨を伝えたい気持ちで一杯です。
マスコミ関係の報道では、リオ五輪は大会直前まで準備の遅れや、社会不安や、ジカ熱などの不安材料ばかりが報じられ、出場を辞退する選手も少なくありませんでした。 世界中がリオ五輪の開催を危ぶむ中、いざふたを開けてみれば、リオ五輪は最初(開会式)から最後(閉会式)まで、ものの見事に、ブラジル&リオならではの素晴らしい感動に満ちたオリンピックをやり遂げてくれたのですから、世界中が驚いたに違いありません。まさに¨あっぱれのリオ五輪¨でした。
今から思えば、リオ五輪には下記の様な思いが込められていたに違いありません。
@ 世界中の友情が一つになるスポーツの祭典である事。 A その国の文化こそは、その国の誇りであり、その国のエネルギーの源である事。 B 21世紀最大の重要事は、地球環境の保全である事。(どんなにその国の経済が栄えても、自然破壊による発展には地球を滅ぼし、人類を破滅させる危険が潜んでいる)。
リオ五輪を通してテレビに映ったリオ・デジャネイロの街並みは、緑に包まれた美し い街々でした。リオ市民の顔は屈託のない笑顔に満ちておりました。リオのカーニバル に代表されるサンバのリズムには、ブラジルの生命の躍動が溢れておりました。私はこ れまでのどのオリンピックよりも、リオ五輪に熱い声援と拍手喝采を送っていたのでし た。
リオ五輪を見るまでの私のブラジル認識度は、日本の真裏にあって、とてつもなく大 きな大陸である事。アマゾンの大河を有する未開の国。サッカーとリオのカーニバル に代表されるサンバの国、位の事でしかありませんでしたが、リオ五輪のお陰で次の様 な知識を得る事となりました。
@ ブラジルは日本の約23倍の面積を有する大国で、人口は日本の約2倍の2億5000万人。 A ブラジルには既に160万人に近い日系移民とその子孫が住んでおり、日系人はブラジルでは模範的なマイノリティーとしての評価を受けている事。沖縄からの移民の歴史も110年も前にさかのぼる事。 B 現在17万人のブラジル国籍の人達が日本社会の一員として、日本での活動の幅を広げてくれている事。そしてブラジルは世界でも有数の親日国である事、などです。
2016年のリオ五輪を通して、リオ―東京の友好は勿論の事、ブラジル―日本の友好の輪が大きく拡がり、確固たる友好国になる事を私は強く希望して、今日のコラムを終える事にいたします。ありがとう¨リオ・オリンピック2016¨!! 9月8日から始まるリオ・パラリンピック2016の成功を祈ります。 2016・8・29日の記
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