| 奥田のコラム(NO203) 風薫る5月・母の日と子供の日に感謝です | ( 2014/05/12 ) | | 5月の季節を表す言葉の中で、私が一番好きなのは¨風薫る5月¨です。 ¨薫風¨とは初夏に向かって吹く風の事を指すのだそうです。沖縄はこれからその薫風が吹き始める最も気持ちの良い季節になる筈なのに、何故か今年は5月に入るや否や、いきなり梅雨入り宣言が出され、残念ながら5月初めから、梅雨を絵にかいたような小雨交じりの淀んだ曇天の日が続いておりました。
5月11日は¨母の日¨でした。お天とう様も、さすがに母の日に雨を降らせてはならないと思ってくれたのかも知れませんが、母の日は5月に入って一番とも思える程の青空が、空いっぱいに広がる一日となりました。 私は5月の風を感じたくなって、その日は午後4時頃から2時間余りのウォーキングに出かけました。それはそれは気持ちの良い爽やかな風で、私は上半身裸になって、しばし5月の風と命の語らいを続けておりました。
さて、母の日です。私は唯今77歳です。母が亡くなってすでに20年の歳月が流れており、私にとっての母の日は遠い日の想い出の中にしか残っておりませんが、 今年の母の日はこれまでになく、深く母を思い、深く母に感謝しないではいられない母の日となりました。その事に改めての気付きをさせてくれたのは¨こどもの日¨の連休に私達老夫婦を訪ねてくれた4人の小さな孫達でした。
私達老夫婦には今6人の孫がおりますが、訪ねてくれたのは石垣島に住む小学5年生の長男孫(拓夢10歳)と、新潟県三条市に住む小学4年生の尊(9歳)と5歳の幼稚園児(悠人)の二男孫、それに昨年8月に生まれたばかりの長女孫(希望・のぞみ)、いずれも男ばかりの4人の孫でした。 あと、三男に2人の女の子がいるのですがAnika(6歳)Marika (2歳)、彼女達はアメリカ在住なので、インターネットによる映像訪問でしか会えません。
孫達は一週間程の滞在でしたが、この年齢の子供達と一緒に過ごす一週間がどれ程すさまじいものであるかは筆舌に尽くせるものではありません。この年齢の子供達は眠っている時以外は一瞬たりとも立ち止まる事はないのですから、老夫婦にとってはたまったものではありません。孫達が我が家を去ってくれた後の2〜3日は、疲労のあまり私は唯呼吸をするのが精一杯の日々でありました。
何はともあれ、孫達のお陰で私は改めて子供を育てる母親の偉大さに気付かされました。私自身に関して言えば、4人の子供達を育ててくれた家内には改めての感謝です。 今から70〜80年も前に7人の子供を育ててくれた今は亡き母のご苦労を思うと、生涯を子育て一筋に尽くしたであろう母親のご恩は生涯忘れてはならないと思いました。いずれは私も母の元に行くのですから、その時には精一杯の母親孝行をしようとの思いを新たにしたのでした。
今年の母の日、私は朝一番に、近くにあるJAの花屋さんを訪ね、小さなバラの花束を3つ買い求め、それとなく家内に渡しました。渡した後にもう少し立派な花束にすれば良かったと思いました。来年からそうしようと思います。 (2014・5・12日の記) 写真上:こどもの日に集まった4人の孫たち 写真中:アメリカ在住の三男と2人の孫 写真下:母の日のバラの花束 | | |