| 奥田のコラム (NO192) フィギアスケート、ソチ五輪日本代表 | ( 2013/12/25 ) | | ソチ五輪のフィギアースケート日本代表に誰が決まるのか、スケートファンなら誰もが気にしないではいられない激闘の日々が続いておりました。 私達夫婦もスポーツに関して言えば、スケートだけは共通の関心事で、その度にテレビの前で一喜一憂の時を過ごしておりました。
私達夫婦の共通した応援選手は高橋大輔選手(27歳)でした。彼は今回はもしかして選ばれないかも知れないとの心配が半分位あったので、最後に高橋選手の名前が呼ばれた時には、思わず飛び上がる程の喜びでした。選考からはずれた小塚選手と織田選手の健闘ぶりには心からの敬意を表したいと思います。
私は、近年の高橋選手のスケートには¨動く芸術¨を見るような思いをしておりました。第1、第2番に名前を呼ばれた羽生選手(19歳)と町田選手(23歳)のスケートには、溢れるばかりの勢いがあって、4回転ジャンプも実に見事なものでしたが、総合的なスケートの魅力から言えば、私は高橋選手のスケートが気に入っているのです。 それに日本のスケート界をここまで高め、リードしてきたのは何といっても高橋選手であろうという気がしていて、長い間のご苦労も含めて、高橋選手には特別の有難うと、3回目の五輪出場おめでとう!!を伝えたい気持ちで一杯です。
次に女子の方ですが、浅田真央選手(23歳)の素晴らしさは早くから世界が認めるところです。今大会では期待のジャンプに失敗しましたが、彼女ならこの失敗を必ずやソチ五輪への糧として昇華させてくれるに違いありません。何といっても真央さんは日本スケート界の至宝であります。
村上佳菜子選手(18歳)の頑張りと成長にも驚かされました。彼女には魅力一杯の笑顔と情熱と好感度に溢れています。男子の羽生選手と共にこれからが本当に楽しみな選手です。
私が密かに応援していたのは鈴木明子選手(28歳)でした。28歳のスケート選手には言葉にならないご苦労があったに違いありませんが、彼女はそんなところはみじんも見せることなく、毎年毎年自分のスケートを昇華させておられたと思います。昨今の彼女のスケートは、高橋選手と同じように芸術の域に達していると私には思えました。
今大会ではまさかの215.18点という¨大輪の花¨を開花させて日本一の座に登りつめたのです。彼女の努力と彼女を取り巻くコーチや関係者にも深く頭が下がる思いです。どうぞこの上昇気流に乗りきって、ソチ五輪を目指して欲しいと切望します。
最後にこの大会を期に選手引退を決められた安藤美姫さんと織田信成さんに感謝します。本当に長い間、日本スケート界の中心選手としてスケートの魅力を私達に披露し続けてくれました。美姫さん、信成さん本当に有難うございました。 (2013・12・24日の記)
写真上:ソチ五輪日本代表に決まった選手たち 写真中:鈴木選手、圧巻の初V(215.18点) 写真下;安藤美姫さん最後の演技 (写真:琉球新報社より) | | |