| 奥田のコラム(NO173) 全国に発信された沖縄「てぃるる健康教室」 | ( 2013/02/26 ) | | 東京の共同通信社から突然の取材依頼があり、実際に取材を受けたのは1月29日の事でした。 取材の理由は、『最近、呼吸法による健康の大切さが話題になっているようなので、どこを取材しようかと思いインターネットを検索したら、沖縄の奥田さんのところが真っ先に目にとまったので取材に来ました』。と言うのです。 まさか自分の所が・・・と思いながらも、ごくありのままを取材していただいたのですが、その記事がまさかの大きな記事となって、しかも全国に発信される事になろうとは、夢の夢にも思っていませんでした。
2月11日の琉球新報、21日の沖縄タイムスを皮切りに、これまでに解っているだけでも、秋田、新潟、静岡、神戸、愛媛、鹿児島、それにニューヨークの知人からも¨記事を見た¨と言うメールが入り、びっくり仰天の日々が続いているのです。 どうやらこの記事はまだまだ拡がりそうな気配を感じているのですが、それにしても共同通信社とはこんなにもマスコミに影響がある会社なのだ、とあらためて知り驚いております。 新聞の文字では読めないかも知れませんので,あらためて今日のコラムにその記事を書かせていただきます。
タイトル:『深い呼吸で健康づくり』沖縄の奥田清志さん ―気功・太極拳を通してシニア世代に指導、目標は「元気な100歳」―
頭スッキリ、血液改善、免疫力向上・・・ 腹式呼吸などの深い呼吸は頭がスッキリするほか、血流や胃腸の働きの改善、免疫力の向上につながるとされている。沖縄県豊見城市の奥田清志さん(76)はそんな呼吸法を、太極拳などを通してシニア世代に教えている。合言葉は「元気な100歳を迎えよう」。
「おきなわ女性財団」が那覇市で開く「健康気功・太極拳・呼吸法」講座。講師の奥田清志さんは、入念な準備運動の際も「声に出して、数をかぞえて」と呼吸を促した。参加者は50~70代のシニア世代の女性が中心だ。 太極拳や気功は、動きの中に深い呼吸が取りいれられている。講座を終えた大城光代さん(80)は「手先がポカポカして、スッキリする。目標は¨一生現役¨です」と達者に笑った。
この日奥田さんが教えたのは椅子に座って行う呼吸法。上体を前に倒しながら3,4回に分け完全に息を吐く。その後、上体を起こしながらたっぷりと息を吸う。無理のない範囲で、この動作を5~10分間繰り返す。 「吸う息は自然から頂き、吐く息は自然にお返しをするという気持ちを込める事が大切です」
この呼吸法は東洋医学に詳しい帯津三敬病院(埼玉県)名誉院長の帯津良一さんが提唱する「時空」と言う呼吸法だ。 奥田さんは、帯津さんの指導を受けながら活動を続け、沖縄県内8か所で太極拳や呼吸法を教える。「高齢者や体が硬い人は呼吸が浅くなりがち。意識して深い呼吸を続ければ、体も自然に柔らかくなる」
奥田さんが呼吸の大切さに気付いたのは60歳。気功に出会った時だ。その後中国で太極拳も学び、指導する立場に。52歳からフルマラソンを始め、何度も完走した¨シニアアスリート¨だったが、「マラソンは体を酷使するので実は体調が良くなかった。呼吸法などを学んでから、調子が良くなった」と明かす。
高知県に生まれ、約40年前に沖縄に移り住んだ奥田さん。「沖縄の人に恩返しがしたい」と、喜納昌吉さんのヒット曲「花」や琉球古典舞踊など、沖縄の人になじみの深い音楽に合わせて動くオリジナルの太極拳も講座で実践中。 「目指すのは元気な100歳。21世紀の健康づくりは人任せではダメ。意志を持って取り組むことで100歳は実現できます」 (2013・2・26の記) 写真上:琉球新報の記事 写真中:沖縄タイムスの記事 写真下:秋田さきがけ新聞の記事 | | |