| 奥田のコラム(NO126) 栗と名古屋と太極拳(その一) | ( 2011/11/11 ) | | 11月5,6,7日、私達夫婦はまさかのご縁をいただき、名古屋と栗の名所として知られる岐阜県中津川を訪ねる幸運の旅に恵まれました。不思議なご縁というのは、名古屋に住む大城さんご夫婦との突然の出会いから始まったのです。 大城という姓は、沖縄ではかなりポピュラーな名前ですが、この大城さんのルーツは愛知県だそうです。この大城さんは、ご自分の会社の名前に「ぬちぐすいワンズ」という名称を付けておられるのですから、このご夫婦は相当の沖縄通に違いありません。¨ぬちぐすい¨とは沖縄の方言で¨命の薬¨という意味です。 私はつい最近知ったのですが、沖縄県石垣島で¨てぃんがーら¨(天の川)という土産品店を経営している長男夫婦の店にも度々おいでいただき、大変ごひいきにして下さっているとの事で、大変有難く感謝しているところです。
さて、今年の夏の或る日、ある親しい友人からお声をかけられ、「いい人を紹介したいから一緒に食事をしませんか?」とのお誘いをうけ、一緒に食事をしたのがこの大城さんご夫妻でした。お会いしたその瞬間から、まるで旧知のような親しみを感じさせてくださるご夫妻のお人柄に、私はすっかり我を忘れて、一方的におしゃべりをしていた気がするのですが、自分でもはっきりと覚えている事は、
@ 私は栗が大好きで、ずっと昔から、いつか日本一の栗の名所として名高い岐阜県中津川を訪ねてみたい事。 A 今の私は太極拳人生を送っているので、近い将来、5万回目の太極拳を自分のイメージの中にある、美しい滝の前で舞ってみたい事。 の2点を強調してお伝えしたと思っています。
上記の2点の私の話に返ってきた大城さんご夫婦の答えは
@ 大城さん:「家内は岐阜県の出身ですから、栗の事ならお任せください。とりあえず岐阜で一番有名な大粒の¨利平栗¨をお送りしましょう。中津川行きはいとも簡単な ことです」。そして、「岐阜県は日本一の滝の名所としても知られているので、奥田さんの5万回目の太極拳は必ず岐阜の大滝の前で映像に残しましょう」。 A 奥さん:「私は以前から太極拳に関心があったのですが、まだやったことはありません。この機に始めたいので、仲間を集めますので是非とも名古屋に一度おいでいただけませんか」でした。
上記のお二人のお話を聞いて、単細胞人間としては人語に落ちない私がどんな結論を出したかは申すまでもない事です。私はその場で名古屋行きを決めたのでした。 2011年11月5,6,7日の名古屋の旅はこうして実現する事となったのです。
名古屋での太極拳教室は、愛知県女性総合センター¨ウイルあいち¨というところでした。やがて80坪ほどもあろうかという大きな部屋で、前面と横が総鏡張りになっていて、それはそれは素晴らしい部屋でした。私の予想ではシニアの方が集まって下さっているのかなーと思っていたのですが、予想とはかなり違って30代〜40代の女性が10人ほど集まってくれておりました。私はすっかり嬉しくなって、幾分興奮気味に、相当頑張って名古屋での記念すべき太極拳教室を無事に終える事が出来ました。
私は大城さんご夫妻のご厚意に応えるべく、太極拳とは別に、今私が夢中で取り組んでいる、もしかして日本では初公開かも知れない¨大雁気功¨(Wild Goose Quigone)を皆様の前で初めてご披露させていただきました。 この気功は、中国の崑崙山脈に1000年も伝わる秘伝の気功で、第27代目のヤン・メイジュン(楊 梅君)という先生が世の中に初めて公開したものだそうです。この先生は106歳までお元気でこの気功を舞い続けられたそうです。
この¨大雁気功¨は今、沖縄で撮影真っ最中の、日本・カナダ共同制作映画「KARAKARA」の中で、その一部が放映される事になっていて、どういうご縁(えにし)かわかりませんが、私がその大雁気功の先生役を演じねばならない事になりました。
不思議なご縁を感じるこの大雁気功ですが、私はこの気功に出会えた喜びに、今は心身を震わせながら、一生懸命特訓の日々を続けている最中です。 この気功を身につけると、その先に100歳の自分の姿が見えてくるような気がしてなりません。歓喜です。感謝です。合掌です。 (2011年11月11日の記) 写真上:名古屋から送られてきた利平栗 写真中:名古屋教室風景 写真下:名古屋教室の皆さんと記念写真 | | |