| 奧田のコラム(NO94) 沖縄興南・春夏制覇の偉業 | ( 2010/08/26 ) | | 2010年8月21日は、第92回夏の甲子園で沖縄興南が東海大相模に13−1と快勝し、しかも春夏連覇という史上6番目の偉業を成し遂げ、沖縄中が歓喜と感動に包まれた記念すべき一日となりました。 沖縄在住38年になる私も、今回ばかりは家のテレビでは物足らず、準決勝、決勝戦は家内共々、新装成ったNHK沖縄放送局に足を運び、大画面のテレビを通して大勢の人達に混じって応援の限りを尽くしたのでした。こんなにも素晴らしい感動の中に身を置く事ができたのは誠に好運でした。
決勝戦が終わるや否や、街角では大量の「号外」が配られていました。後で知ったのですが、沖縄の二大新聞、「琉球新報」と「沖縄タイムス」はそれぞれに5万部の号外を配布したとの事ですから、もしかしてこれは沖縄では空前の出来事かも知れません。 好運にも、私も各社の「号外」を一部ずつ手に入れる事が出来ましたが、それぞれの「号外」には今大会の全貌が見事に、感動的に語り尽くされておりますので、ここに紹介して、末永く私の思い出の中にも留めておきたいと思うのです。 (T)琉球新報の号外記事(2010・8・21)
第92回全国高校野球選手権大会最終日は21日、阪神甲子園球場で決勝戦を行い、興南は東海大相模(神奈川)を13−1で破り、沖縄県勢初の甲子園優勝を果たした。 春の選抜大会を制した興南は、1998年に松坂大輔(現・レッドソックス)を擁した横浜(神奈川)以来、史上6校目となる春夏連覇の偉業をも達成。深紅の大優勝旗が海を越えて初めて沖縄に渡る。
興南先発の島袋洋奨は、初回から毎回のように得点圏まで進められたが、スライダーなど変化球を主体に的を絞らせず、ピンチをしのいだ。 興南打線は四回、東海大相模の好投手・一二三慎太を捉える。一死一塁から6番山川大輔の中前打を皮切りに、慶田城開、真栄平大輝がそれぞれ三塁打を放つなど7安打の固め打ち。打者11人の猛攻で大量7点を奪った。五回にも1点。六回には3番我如古盛次の3点本塁打など5点を追加してリードを広げた。 沖縄県勢は1958年の第40回大会に首里高校が初出場して以来、52年目、43度目の挑戦で夏の頂点に立った。
(U)沖縄タイムスの興南賛歌W感動をありがとうW(2010・8・22)
沖縄に初の優勝旗が渡る。 青い海を越えて渡るのは深紅の大優勝旗。 さらには「春夏連覇」という夢に見た偉業を成し遂げた。
高校球児が夢を見て、あと一歩で2度涙を呑んだ。 1958年から挑戦し続け厚い壁にはばまれた。 「一勝」なんて夢だと言った。 「優勝」を夢だと言った。 「連勝」を夢だと言った。 でも沖縄の興南が夢を現実にした。 やれば出来る。 この勝利は、県民に「勇気」と「希望」を与えてくれた。 この「感動」を糧として、県民の一人一人が、自分の夢をかなえる。 「勇気」と「希望」は、未来へ繋がる。
(V)私の感謝状Wおめでとう、ありがとう興南ナインW
興南ナインの皆さんおめでとう!!そして感動を有難う!! 我喜屋優名監督の下に全力を尽くした皆さんの勇姿は まさに日本一と呼ばれるのにふさわしい見事なものでした。 君達は沖縄の誇りです。君達は沖縄の自慢の息子達です。
一休みして、これからはまたそれぞれの人生の道を拓いて 美しく逞しいW人生という花Wを咲かせてください。 君達に不可能という字はないはずですから・・・。 本当におめでとう!!本当に有難う!!心から感謝をこめて・・・。 (2010・8・26の記) 写真上:興南高校優勝の号外(琉球新報より) 写真中:優勝の瞬間を喜ぶ興南ナイン(沖縄タイムスより) 写真下:NHK沖縄放送局での応援風景 | | |