| (No.76)第13回 帯津良一健康講演会 in 沖縄 <第2部> | ( 2009/12/25 ) | | <第2部> 元気な100歳を目指して〜気功・太極拳&新呼吸法「時空」〜
第13回帯津良一健康講演会の第2部は、21世紀養生塾沖縄代表の私(奧田清志)が、「元気な100歳を目指して」という演題でお話をさせていただきました。平均寿命を生きれば有難いと思っていた私が、どうして100歳人生を目指すようになったかを、気功・太極拳の実演を交えながらの講演となりました。
<元気な100歳を目指して>の内容
・ 私が「気功」との深いご縁をいただく事になったのは、今から13年前、家内の突然の事故入院がきっかけでした。救急車で病院にはこばれ、生死の境をさまよっていたその病院の壁に、W気功で元気になりませんかW、という一枚の貼り紙を見つけ、藁をもつかむ思いで参加したその時から、私の人生はW気功人生Wという思いもかけない世界に導かれていく事になったのです。
・ 「気功」が何だか全く解からないままに、只ただ祈る思いで家内を車椅子に乗せ、その気功に回復の願いを込めていたのでした。私がこの時出合った気功は「香功(しゃんごん)」という気功で、中国の禅宗のお坊さんの間で1,000年も続けられている健康法で、しかも世界で第2番目に大勢の人達がやっていると言われる有名な気功である事を後で知りました。
・ この気功のお陰かどうか解かりませんが、家内は入院から3ヶ月で無事退院し、今ではすっかり元気になっております。この時を期して、私はこの「香功」を一年間、一日も休むことなく続けてみたのですが、私の悩みの種であった便秘、めまい、眠れない等々の症状がいつの間にかすっかり消え去っている事に気付いたのです。
・ 1997年1月2日、私は不思議な夢を見たのです。周囲一面に滝が流れ落ちる池の真ん中に大きな岩があって、その岩の上で一人の白衣に身を包んだ白髪の老人が、まるで天女のような姿で気功を舞っているのです。あまりの情景の美しさに、私は恐る恐るその老人に近づき、年齢を聞いてみたら、100歳だと言われたのです。思わずその老人の顔をのぞいてみると、その顔は私そのものでありました。私はびっくりして飛び起き、しばらくはベットの上で呆然(ぼうぜん)となっておりました。その時頭に浮かんできた言葉はW気功元年、百歳元年Wでした。(この話の後、会場の皆さんと「香功」を一緒に練功しました)。
・ 「香功」という気功の次に感動の出会いをしたのは、「内養功(ないようこう)」という気功でした。内養功という気功に出会った瞬間から、私はすっかりこの気功のとりこになり、とうとう2001年6月にはこの気功の発祥の地である中国河北省の北戴河(ほくたいが)気功村に足を運んだのでした。(この気功にご縁をつないで下さったのは沖縄出身の仲里先生です)。
・ この「内養功は、中国の気功の父と呼ばれる劉貴珍(りゅうきちん)先生が、中国全土に伝わる何百、何千という気功の粋を結集させて創作したものだそうです。この気功の動きは誠に美しく、この気功を修得すると12〜3歳も若返るとの事で、世界中の気功愛好者が、この気功の魅力にひかれて、気功村に集まってくるのです。私も一生懸命頑張ってこの気功を修得しましたので、今日は皆様の前でご披露させていただこうと思います。(内養功をご披露)
・ 次に、私の人生を根底から一変させる太極拳に出会うことになりました。それは,帯津先生を通して生涯のご縁をいただく事になったW楊名時先生の太極拳Wです。それまでにも太極拳は少しはやっていたのですが、楊名時先生の演ずる太極拳はまるで次元が違うのです。まさに芸術そのものなのです。私は楊名時先生の太極拳に出会ったその日から、私に残された人生の全てをこの楊名時太極拳の世界に生きてみようと決心したのです。私が本気で楊名時太極拳に取り組んだのは67歳の誕生日からでした。その日からの私は、朝も昼も夜も夜中も、この太極拳に没頭する日が続き、約6年間の間に、私が積み重ねた太極拳の練功回数は30,000回に達しておりました。
・ 楊名時先生が突然この世を去られてから(2007年7月3日)の私は、楊名時太極拳を基本において、37年もの長きご縁をいただいて住んでいる、この沖縄にふさわしい沖縄発の太極拳をやってみたくなり、今は沖縄の古典音楽で太極拳を舞う喜びに胸をときめかせております。本日は沖縄の有名な古典音楽の「四つ竹」の音楽で、沖縄発の太極拳をご披露させていただきます。 (太極拳教室の30名程の生徒さん達と一緒にW四つ竹Wの太極拳を披露させていただきました)。
・ 楊名時先生は、常々楊名時太極拳を身につけると、20%位は若返ると申しておられましたが、約30,000回の練功を積み重ねた私の意識の中に芽生えてきているのはW元気な100歳人生Wであります。私は必ずや100歳を生きて、100歳の太極拳を舞ってみたいのです。
・ 講演会の最後は、再び帯津先生に登場していただき、帯津先生が長年の体験から生み出された新呼吸法「時空」を実演していただき、会場の全員も加わって、それはそれは素晴らしいフィナーレとなりました。
・ 講演会終了後はピザハウスに会場を移しての懇親会です。県外から来られた25名のお客様と沖縄養生塾の塾生25名(準備委員)とが一堂に集まった50名もの懇親会は忘れられない楽しい会となりました。塾頭の帯津先生、県外から参加された25名のお客様、県内、宮古島から参加してくださった200余名のお客様、そして第13回大会の開催に多大のご協力をいただいた方々に、心からのお礼を申し上げ、第13回帯津良一健康講演会のご報告とさせていただきます。
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