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奥田のコラム

21世紀養生塾沖縄「天遊会」代表の奥田清志です。
ここでは健康に関する事を中心に、印象深い日々の出来事や、時には忘れ難い過去の思い出話なども含め、私の近況報告とさせていただきます。
( コラム中の画像はクリックで拡大します)
奥田清志


奥田のコラム(NO242) 世界を感動させたホセ・ムヒカ大統領のスピーチ ( 2016/04/26 )

 
 国連風景

 
 国連風景

 
 もしドイツ人が一家族ごとに持っているほどの車を、インド人もまた持つとしたらこの地球はどうなってしまうのでしょうか??

 
 

 
 貧しい人とは少ししかモノを持ってない人ではなく、もっともっとといくらあっても満足しない人のことです。

 
 我々は発展するために生まれてきたのではありません。幸せに生きるために生まれてきたのです。

 
¨世界で一番貧しい大統領¨と言われる南米ウルグアイ元大統領の名前が、世界に知れ渡る事になったのは、2012年6月20日、リオデジャネイロで開催された国連会議でのスピーチによるものであったとの事です。
先頃、初来日されたのを機に、その時のスピーチの全貌を知る事となりましたので、少し長くなりますが、紹介させていただこうと思います。

         <ホセ・ムヒカ大統領のスピーチ>

・ この場に出席されている世界各国の代表の皆さん、有難うございます。そして、大統領閣下に感謝します。これまでに発言された全ての方々が表明された誠意にも大いに感謝します。私も一国家指導者として、貧しい人々の取り決めづくりに仲間として、共々に参加する事を表明します。そして声高らかに質問する事をお許し願いたい。

・ 今日の午後ずっと、私達は「持続可能な発展」と「膨大な数の貧困者対策」を話し合ってきましたけれど、私達の本音は何でしょうか?。今の発展を続けることが本当に豊かなのでしょうか質問させて下さい。

・ もしドイツ人が一家族ごとに持っている程の車を、インド人もまた持つとしたら、この地球はどうなってしまうのでしょうか。もっとはっきり言いましょう。例えば最も裕福な西洋諸国と同じレベルで70億・80億の人々に消費が許されるとしたら、それを支えるだけの資源が今の世界にあるのでしょうか。それは可能なのでしょうか。

・ 今この文明を創ったのは私達です。私達は市場と競争社会から、文明と言う落とし子を生みだし、物質面での驚異的な進歩をもたらしました。そして市場経済は市場社会をつくりました。いわゆるグローバリズムです。
 そのグローバリズムを私達はコントロール出来ていますか?。逆にコントロールされていないでしょうか?。こんな残酷な競争で成り立つ社会で、『みんなで社会をよくしていこう』なんて議論が本当に出来るのでしょうか?。私達は本当に仲間なのですか?。

・ 私は今回この会議を否定するために言っているのではありません。違います。逆です。我々が今挑戦しようとしている目の前の巨大な困難は、決して環境問題ではなく、明らかに政治問題なのです。人類は今消費社会をコントロール出来ていない。逆に人類の方がその強力な力に支配されているのです。

・ 我々は発展するためにこの地球上にやって来たのではありません。幸せになる為にやって来たのです。人生は短く、あっという間です。しかしその人生こそが何より価値があるものなのです。
 余計なものを買う為に、もっともっと働いて、人生をすり減らしているのは、消費が社会の「モーター」になっているからです。何故なら、消費が止まれば経済が麻痺してしまい、経済が麻痺すれば不況と言うお化けが我々の目の前に姿を現します。しかし今、この行き過ぎた消費主義こそが、地球を傷つけ、更なる消費を促しています。

・ 商品の寿命を縮め、出来るだけ多くを売ろうとする今の会社は1000時間持つような電球は作らないのです。本当は10万時間、20万時間も持つ電球はあるのに、そんなものは作らない。「使い捨て文明」を支える悪循環の中にいるからです。これは絶対政治問題です。

・ 我々は今までとは違う文化の為に闘い始めなければならない。石器時代に戻ろうとは言っていません。このままずっと消費主義に支配される訳にはいかない。私達が消費をコントロールしなければならないと言っているのです。ですから私はこれが政治問題だと言いました。とても謙虚な思いからです。

・ かつての偉人達、エピクロスやセネカ、そしてアイマラ人たちは次のように言っています。『貧しい人々とは、少ししか物を持っていない人ではなく、もっともっと、いくらあっても満足しない人の事だ』と・・・・・
 大切なのは考え方です。だからこそ皆さんと共にこの会議に参加し、国家指導者の一人として皆さんと共に努力したいのです。

・ 私の発言は皆さんを怒らせるかも知れない。しかし気付かなくてはいけません。
¨水問題¨や¨環境問題¨が事の本質ではないと言う事です。見直すべきは我々が築いてきた文明の在り方であり、我々の生き方です。

・ 何故そう思うのか。私は環境に恵まれた小さな国の代表です。人口は300万人程、いやもうちょっと320万人ほどかも知れません。けれども世界で最も美味しい牛が300万頭、また素晴らしい羊が800万から1000万頭、食べ物、乳製品、そして肉の輸出国です。国土の90%が有効に使えるほど豊かな国です。

・ だから、かつての私の仲間たちは8時間労働の為に闘い、ついには6時間労働を勝取った人もいます。しかしそうなったら今度は仕事を2つ持つようになりました。何故か?、沢山の支払いがあるからです。バイクやマイカーのローンを次から次へと支払っている内に、私の様なリュウマチ持ちの老人になって、人生が終わってしまいます。そして自分に問いかけるのです。それが私の一生だったのかと・・・・・。

・ 私が言っているのは基本的な事です。発展は幸せの邪魔をしてはならない。発展は「人類の幸せ」、「子育て」、「友達を持つ事」、そして「必要最低限のもので満足する」為にあるべきものなのです。なぜなら、それこそが一番大事な宝物なのだからです。環境の為に闘うのなら、一番大切なものは、人類の幸せである事を忘れてはなりません。
 ありがとう。
                 2016年4月24日の記


奥田のコラム(NO241) 世界で一番貧しい大統領の初来日 ( 2016/04/26 )

 
 第40代ウルグアイ元大統領

 
 私は貧乏にさせられているようですが実はとても豊かなのです。

 
 人生は一度きり。瞬く間に過ぎていきます。

 
 富が幸せをもたらすと思わないでください。

 
 高齢者を置き去りにしてはいけません。

 
 考えねばならないのは、子供や子孫が生きていく世界の事です。

 
¨世界で一番貧しい大統領¨として知られる南米ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領(80歳)が、4月の初めに奥様と一緒に初来日され、一週間余り滞在されました。
 私はたまたまTV「Mrサンデー」で彼の特別番組を2週に渡って視るチャンスに恵まれましたが、彼の口から次々と飛び出る余りの予期せぬ言葉に、しばし釘付けになっておりました。
 ムヒカ大統領の言葉はいつしか感動となり、私はすっかりムヒカ元大統領の虜になってしまいました。
私の記憶に深く残ったいくつかの言葉を思い出し、遅まきながら、これからでも自分の人生の大事な教訓にしなければならないと自分に言い聞かせているところです。

 <ホセ・ムヒカ元大統領の言葉あれこれ。思い出すままに>

・ 私はいつの間にか¨世界で一番貧しい大統領¨と言う事にされている様ですが、実はとても豊かなのです。貧乏とは少ししか持っていない事では無く、無限に多くを必要として、もっともっと欲しがる事に他なりません。
 私達夫婦は台所で結婚式を挙げましたが、それでも大変幸せでした。
私達は小さな家に住んで質素な田舎暮らしをしていますが、持ち物は一台の中古車でしかありません。それでも充分幸せです。私は国を治める者の生活レベルは¨その国の平均¨であるべきだと思っています。

・ 今はスーパーに行けば、何でも買うことが出来ます。しかし¨人生の歳月¨を買う事は出来ません。何度も車や冷蔵庫を買い替えてローンを支払い続けます。家が小さくなるともっと大きな家を買って、またローンを支払い続けねばなりません。物を買って、買って、買い集めていく¨儀式¨に人生の時間を費やす、そんな社会の仕組みに日本はなっていませんか?。

・ お金で物を買うとき、それは単にお金で買うだけではないのです。そのお金を得る為に費やさねばならなかった貴重な人生の時間で買っている事を忘れてはいけません。

・ 本当の幸せとは何ですか?日本の若者は、お年寄りは幸せですか?
日本は世界第3位の経済大国と言うのに、それでもまだ一番欲しいものは時間とお金だそうですね。嘘でしょう!!。私の国(ウルグアイ)で欲しいものの順番は、@ 治安の良さ、A 健康、B 時間、お金はC番目です。

・ 問題は何の為に時間とお金を使うかと言う事です。何の為に時間が欲しいのですか?。子供や家族や友人達と過ごす時間や、自分の人生を生きる為の時間ならOKです。
それとも、もっともっと働いてお金を稼ぐための時間が足りないのなら、それは消費社会に支配された人生ではないですか?!!。

・ 人は幸せになる為にこの世に生まれてきているのです。幸せであると言う事は
生きている事に心から満足できること。毎日太陽が昇るのを見て感謝する事。そして人を愛し、憎まない事。その為には情熱を傾けられる何かに出会う事が大事です。

・ 人生は一度きりです。そして瞬間に過ぎていきます。人間としての時間をどう使うべきか、人生は時計の様な物です。ぜんまいの針はやがて止まります。生きる事は死に向かう事です。これは変えようのない事実であり、私達の存在の最も大事な事なのです。

・ 富が幸福をもたらすとは思わないで下さい。富を求めすぎると富を失う事への恐怖が生じてきます。お金ができればできる程、失う事の恐れが増してきます。お金が幸せの全てではない事を知っておかねばなりません。

・ 今の日本は余りに西洋化していませんか。どうしてヨーロッパ系のモデルばかりが町中に溢れているのですか?、美しい日本女性がたくさんいるのに・・・・・。
日本人は過去の日本の歴史にもっと自分のルーツを見つけ出す必要があるのではないでしょうか?!!。

・ 私達は地球上の全ての人々が生きていけるだけの資源を与えられている筈なのに、今は地球に¨借金¨をしている状況です。100年前は水を経済(お金)にしなければならない事などあり得ませんでした。お金がなければ生きていけない世の中にしているのは、一体誰の責任でしょうか?

・ 日本は高齢化社会が急速に進んでいます。独り者の高齢者がたくさん孤独に苦しんでいます。以前の様に家族は高齢者を支えられなくなっています。これは政治の問題です。政治は高齢者を置き去りにしてはなりません。政治はどれだけお金をかけてもその為に税金を使うべきです。政治の真の目的は人々を幸せにする事、そして子孫が幸せに生きていかれる世界を後世に残す事です。

・ 政治にはお金の利害関係がからみがちです。一番の問題はお金好きの人物が政治家になる事で、これは非常に危険です。汚職の原因となり、人々は政治に絶望感を抱く事になります。

・ お金は戦争にも繋がります。今世界では1分間に200万ドル[2億円超]の軍事予算が浪費されています。しかも最悪なのはこうした流れを止められない状況が続いているのです。更に付け加えるなら、良心無き科学は、とてつもない悪の道具になってしまう事を私達は知っておかねばなりません。

・ 若者が真実の目を持つことが大事で、若者こそは世の中を新しく変えられる希望そのものだからです。ただ肉体は若くても魂が老いてはなりません。これもまた危険です。
 私は日本が大好きです。日本が真に平和な国になる事を心から願っています。
                  2016年4月24日の記




奥田のコラム(No240) 沖縄発養生太極拳・発表会2題 ( 2016/03/25 )

 
 豊見城発表会「浜辺の歌」

 
 豊見城発表会「花」

 
 豊見城発表会後の記念写真

 
 てぃるる発表会「四つ竹」

 
 てぃるる発表会「四つ竹」

 
 てぃるる発表会後の記念写真

 私達(21世紀養生塾・沖縄天遊会)が主催する¨シニアの為の気功・太極拳養生塾¨は、現在各地に8か所の教室があるのですが、その中の2教室が今年の2月と3月にそれぞれ、日頃の成果を発表できる機会に恵まれました。
この教室の歴史はまだ3〜5年ぐらいで、学校を例に挙げれば中学生位のポジションにいる人達です。

 発表会は相当のプレッシャーがあったに違い無いのですが、それでも全員が心を一つにして立派にやり遂げてくれたのですから、私にしてみればちょっとした感動物でした。私の想い出にも深く残る発表会でしたので、今日のコラムに書き残しておこうと思います。

(そのT)豊見城中央公民館発表会 (2016年2月14日)

 この発表会は豊見城市中央公民館主催によるものです。豊見城中央公民館を拠点に、
様々なグループが活動しておりますが、私達のグループはシニアを中心とした¨気功と太極拳による健康づくりの会¨です。
 この教室は今から3年程前になりますが、豊見城中央公民館からの要請を受け、私がその時の講師をお引き受けしたのが始まりです。中央公民館の公開講座は計10回でしたが、講座終了後も希望者がおられて、以来今日までこの教室は続いているのです。

 年齢は下は50歳代から上は80歳代まで、約20名程が集まるとても楽しい会です。発表会では私の心配をよそに、出演者全員が見事に演舞を舞い終えてくれたのには驚かされました。
 この時の太極拳に使った音楽は @浜辺の歌(9式)・ A花(11式)でした。

(そのU)てぃるる(沖縄県男女共同参画センター)発表会 (2016年3月12日)

 こちらの発表会は、¨てぃるる¨主催によるものでした。この¨てぃるる¨でも
様々なグループが研修に利用していて、私達の会はここではもう5年以上も続いております。この教室でも中心になって頑張ってくれているのは60〜70歳代の人達です。

この教室の発表会の目玉は何といっても、沖縄古典音楽¨四つ竹¨による太極拳(24
式)です。¨四つ竹¨による太極拳はもしかして沖縄初の事かも知れません。
だとすれば、この日の太極拳は沖縄の歴史に残る出来事であったかも知れないと、私は秘かに自負しているところです。

 私はこの日は観客席から舞台を見ておりましたが、胸が熱くなるものがありました。舞台を見ているうちに『創める事を忘れない人は、いつも青春を生きている人です』と言う言葉を思い出しておりました。この言葉は今年104歳になられるあの日野原重明先生のお言葉ですが、この日の舞台に立った人達もきっと、いつまでも心に残るときめきの舞台であったに違いありません。出演者全員に心からの拍手を送ります。
                       2016年3月24日の記


奥田のコラム(NO239) ¨あせらず、おごらず、おこたらず¨ ( 2016/03/04 )

 
 太極拳大恩師の(故)楊名時先生

 
 在りし日の楊名時先生・太極拳雄姿

 
 在りし日の楊名時先生・太極拳雄姿

 
 

 
 

 
 

 上記の言葉は、私の太極拳の大恩師である(故)楊名時先生が、太極拳上達の心得として日頃口にされたり、色紙に書いておられた言葉の一部ですが、私は今、80歳を目前にしてこの言葉の意味を深く噛み締めているところです。

 2016年1月17日発信のコラム以来、私は1ケ月半もの間コラム書きを休んでおりました。特別な理由があったとは思われませんが、とにかく私の中では大切にしていたコラム書きを1ケ月半もそのままにしていた自分の無責任さに、大きな反省をさせられているところです。
 どうしてそんな無責任な自分になっていたのであろうかと、一生懸命自問自答しておりましたが、やっとの事で辿り着いた結論は、とにかく80歳を目前にした私は、今確実に老化現象と思える世界に足を踏み入れつつある事に気付かされているのです。

 今の季節、沖縄には風邪・インフルエンザが蔓延しているようです。
今から20数年前までの私は、風邪が流行れば誰よりも早く風邪をひき、誰よりも早く扁桃腺を腫らして高熱に苦しむ体質であったように思いますが、1996年の或る日、家内の突然の事故入院を機に、ご縁をいただく事となった気功と太極拳のお陰で、以来20年余りの私は、今日まで風邪・扁桃腺の腫れとは無縁の体質になったばかりか、病気らしい病気とも無縁の健康体になっておりました。

 今年の2月は日本中が例年にない異常気象に見舞われ、今でもまだ日本各地でその状況は続いているようです。沖縄でも例外ではありませんでした。そして2月中旬からは風邪とインフルエンザの襲来です。
 私はついこの間までは、どんなに風邪が流行っても、絶対に自分だけは風邪にはかからないと確信していた筈なのに、どうやら今年の風邪は、確実に私の身体にも異常をおこさせていたに違いありません。私は2週間あまり、何ともガテンのいかない症状に苦しめられていたのでした。

 我が家では最初に孫が風邪にかかり、孫の面倒を見ていた家内にうつり、私にうつり、家内はいまだにまだ風邪気味の中をさまよっているようです。私の体調は何んとか元に戻っておりますが、¨自分は絶対に風邪はひかない¨との確信は、今回でもう終わりにして、これからは¨季節の変化には充分気を付けよう¨と言う考えに変える事といたしました。

 80歳を目前にした私の身体には、この他にも沢山の大きな変化が生じてきております。

(1)足腰が極端に弱くなりました。50歳の頃から20数年をかけて走り抜けた、地球一周40,000キロ走破の健脚も、今は見る影もありません。せいぜい週2〜3回、近くの運動公園をゆっくりと2〜3キロ歩くのが精一杯です。

(2)歩く速さが遅くなり、歩幅も小さくなり、今では殆どの人が私の歩きをどんどん追い越していきます。残念ながら仕方ありません。それでもまだ大好きな水泳は、週2回の割合で5年間プールに通い、その都度1時間は泳いでおります。お陰様で週7か所の気功・太極拳教室はまだ続いております。

(3)2歳半の孫と遊ぶのは大きな楽しみの一つですが、孫の動きになかなかついて行けず大苦戦です。孫が帰った後は、いつもテレビの前の椅子にバッタリと倒れ込んでしまいます。

(4)物忘れがひどく、人の名前が覚えられません。気功・太極拳教室に来て下さる生徒さん達の名前を覚えるのが至難の業です。そればかりか、大小さまざまな忘れ物は日常茶飯事で、自分自身であきれかえるばかりです。

(5)一番大好きなゴルフはもう2〜3年遠ざかっています。ゴルフだけは80歳で終わりにはしたくなく、暖かくなれば、気の合う仲間と月に1〜2回はショートコース位は回りたいものと念じております。

(6)大好きだった歌も、もう20年ぐらいマイクを手にしておりません。ずっと昔、自分で作詞・作曲した歌が何曲かあるので、いつか誰もいない所で、一人静かに自分のギター伴奏で歌ってみたいと思う様になり、つい先日、40数年も前に買い求めてそのままお蔵入りしていたギターを引っ張り出し、大修理を終えたばかりです。これから又、新しい80歳の手習いを始めてみたいと思っているところです。

(7)80歳ながらも、80歳からにしか味わえない人生の喜びに向かって、それなりの歩みを進めてみたいものであります。80歳からのキーワードは何事につけ、¨あせらず、おごらず、おこたらず¨の人生ではないかと思う様になりました。
(故)楊名時先生には万感の感謝です。
                2016・3・3日の記


奥田のコラム(NO238) 2016年・80歳・新年の記 ( 2016/01/17 )

 
 2016年お正月の記念写真

 
 お正月記念写真・清志(80歳)

 
 お正月記念写真・泰子(70歳)

 
 4か月の音羽

 
 じいじ大好き希望

 
 受験に来た拓夢と希望

 つい先日、2016年のお正月を迎えたばかりと思っていたのに、気付いてみたらアッ!!と言う間に1月の半分が過ぎておりました。¨光陰矢のごとし¨と言う言葉が思い出されますが、これからの私の人生は毎日、毎月、毎年がそんな思いの中で過ぎ去っていくのかも知れません。

 先のコラムにも書きましたが、私は今年はまさかの80歳に突入です。正確にはまだ79.5歳位ですが、6月26日が来れば正真正銘の80歳です。
 他の人達は80歳の節目に何を考え何をされるのであろうかと思ってみるのですが、恐らく殆どの人が、それなりの覚悟を決めて、その後の人生に立ち向かうのではないかという気がいたします。
 その覚悟と言うのは言うまでも無く、これからの人生は、いついかなる時に人生の最後の日が訪れようとも何の不思議もないと言う覚悟です。今年の私はしっかりと腹をくくって新年を迎えたつもりであります。
 
 今年のお正月、私は何故か、14〜5年振りに着物姿で新年を迎えたい気分に駆られ、急遽家内に頼んで着物を着せてもらいました。今になってふり返ってみれば、この着物は25年前に88歳で他界した母親が、私の成人式か、あるいは結婚式のどちらかを祝って仕立ててくれた着物であったと推察しております。
 そのどちらであるにせよ、今から半世紀以上も前に、母はどれ程の工面をしてこんな立派な着物をのこしてくれたのであろうかと私は胸が痛むのです。只々、心中深く手を合せないではいられない今年のお正月でありました。

 私の父は今から68年も前に63歳で他界しております。私が中学1年の時でした。母は父を亡くした時はまだ50歳にもなっていなかったと思われます。父の亡き後、7人の子供をどれ程の苦労をして成人させたのであろうかと思うと、私は胸が張り裂けそうになってしまいます。母が亡くなった時、私は55歳でありましたが、私はどれ程の母親孝行をしていたのであろうかと自問自答してみるのですが、納得のいく答えは見つかりません。私にいつ地球最後の日が訪れるのか解りませんが、あちらの世界に行ったら、何としても真っ先に母親孝行をしなければならない!!と思っているところです。

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* 2016年に入って早々に嬉しい出来事に恵まれました。
それは私の初孫にあたる奥田拓夢君(石垣島海星小学校6年生)が、この度何倍もの難関を乗り越えて開邦中学校に合格してくれたことです。
 どうやらこの孫は私達老夫婦の住むマンションに同居する事になりそうなのですが、彼を学校に送り出す為には、家内は朝5時には起床しなければならない計算になりそうです。
 これまで老夫婦だけの生活では朝は早くても7時〜8時、遅い時はお昼近くまで寝ていても何の問題も無かっただけに、これからは大幅な生活改革をする事になるのです。
それでもどうやら家内の方は、この孫の為に覚悟を決めているらしいのです。
 早寝早起きは健康人生を送る為の天の計らいである事に間違いはありません。孫のお陰で、少なくとも家内は健康寿命が10年ぐらい伸びるに違いないと私は大いに期待をしているところです。

* 昨年9月に生まれた一番下の孫(音羽)は今4か月になっています。その上の孫(希望)は今2歳半の保育園児ですが、この二人の孫は週3回位の割合で、我々老夫婦の所にやって来る事になっております。私と家内は今年80歳と70歳です。老体に鞭打って全力投球でこの二人の孫の世話に奮闘しているところですが、¨来て嬉し、帰って嬉しや孫の世話¨の心境です。二人の孫の世話に七転八倒の日々を送っていながらも、この二人の孫から得体の知れないパワーの様な物をもらっているような気がしないでもありません。とにかく大変ですが、可愛くて仕方の無い孫達であります。私達老夫婦もとにかく頑張って2016年を全うしたいと念じております。
      今日よりも、一歩前進良い明日!!。
                2016年1月16日の記

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