天は自ら助くる者を助く 帯津良一先生直筆の色紙 今日を生きる事は一歩前進した姿でありたい 楊名時先生直筆の書 リーダーたる者は自らがその見本であるべきです。 一隅を照らすはこれ国宝なり。 | 2015年の幕が開きました。私はここ数年来、新しい年の初めに何かしらの教訓を自分に言い聞かせておりますが、今年私の頭に明確に浮かんで来た教訓は、¨天は自ら助くる者を助く¨と言う言葉でした。
どうしてそんな言葉が浮かんで来たかと言えば、それは新年1月3日の夜、たまたま或るTV番組で、野球の長嶋茂雄さんの10年間に亘る闘病生活と、激闘とも思えるリハビリ人生の様子を見ているうちに、いつの間にかその言葉が私の頭に拡がっていたのです。 私は、人の命は天なる神様に委ねられたものと思ってはいるのですが、それはそれとして、どうやら人生には天なる神様までもが応援しないではいられない程に、一生懸命の人生を生きようとしてる人がいる事を、私はあのTVの中で発見したのです。長嶋茂雄さんのひたむきな¨生命への執念¨は必ずや天をも味方にして、不死鳥の如くに甦るに違いないと私は思わずにはいられませんでした。
余談になりますが、私は長嶋さんとは同じ年の生まれです。あまりにも偉大な長嶋さんとは比べるのもおこがましいのですが、私も紆余曲折の人生ではありましたが、とにかく今日まで大きな病気もなく元気に生かされている事だけで、私は感謝感謝の人生であります。願わくばこれから先も、天なる神様に見放されない¨我ながらの人生¨を懸命に生き続けてみたいと念ずるばかりです。
余談の余談になりますが、ここ4〜5年の私が年の初頭に綴った自分への教訓の言葉は次の様なものでした。自分で忘れない為にも、今日のコラムに書き残しておこうと思います。
(その一) 今日よりも一歩前進良い明日!!。 埼玉県川越市にある帯津三敬病院の玄関には『今日よりも良い明日』という帯津先生の書が壁に掛けられております。私は数年前に初めてこの病院を訪ね、この言葉を目にした時から、この言葉を私の最も大事な座右の銘とさせていただいております。
(その二) 今日を生きる事は、一歩前進した姿でありたい!!。 これは日本人として初めてノーベル物理学賞を受賞された(故)湯川秀樹博士の言葉です。(その一)の¨今日よりも良い明日¨と共に私への大事な教訓と心得ております。
(その三) 太極拳は芸術であり、文化であり、健康哲学なり。あせらず、おごらず、おこたらず!!。 この言葉は私の生涯の大恩師である太極拳の父、(故)楊名時先生から教えられた言葉です。私は今から13~14年前の65歳の時、帯津良一先生とのご縁から、楊名時先生と親しくさせていただく好運に恵まれ、以来私は楊名時先生に憧れ続けております。
(その四) 指導者たる者、自らがその見本であるべきです!!。 この言葉は、心理学者として世界に知られるアメリカのアンドレ―ワイル博士の言葉です。ワイル博士は健康人生のリーダとして、常にその第一線を歩み続けておられます。ささやかながらも、気功・太極拳人生の指導的立場に置かれている私には、片時も忘れてはならない大事な教訓だと思っております。
(その五) 一隅を照らすは、これ国宝なり!!。 これはあまりに有名な伝教大師¨最澄¨の言葉です。人間この世に生まれたからには、一人一人がどんなかたちであれ、一つの灯明となって、世の中のお役に立つことが、人間に与えられた大事な使命である!!、と私は理解しております。
* 2015年の年頭に浮かんだ言葉は¨天は自ら助くる者を助く¨です。 私はこの教訓を深く心に刻んで、2015年を一歩一歩前に進めたいと願っっておりす。 (2015・1・10日の記)
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